いつもご依頼ありがとうございます。
先日記事をアップしたシロアリ調査ですが、建物があっている地盤の土壌から大量の水分が染み出して、畳の下の断熱材に水が溜まってしまっていました。
シロアリはどのような建物でも近くに巣があれば被害が出るものですが、シロアリを寄せ付けるような問題を建物自体が抱えていることも意外に多いような気がします。特にシロアリでは、上の写真のように、何らかの理由で住宅のどこかに水が溜まってしまっているようなケースが多いのです。
日本で一番多いヤマトシロアリの場合で言うと乾燥した状態のところにはなかなか侵入しません。また、食べ物である木材を食べる際も水にぬらして柔らかくして食べる必要があるので、ある程度の水がとれる場所でなければ活発に活動できません。
床下の湿度が高すぎる場合や水が溜まっているような環境はシロアリが生息しやすいだけではありません。薬剤が分解するスピードも速いので通常の作業を行っても予防効果が十分に得られない場合も多いのです。現場によっては薬剤処理と合わせて床下に木炭やシリカゲルなどの資材を入れたり、床下換気扇で強制換気をして床下の環境を改善する必要があります。
また、ビルなどの場合はクラックなどによって屋上や外壁から雨水が入ってきてシロアリを呼び込んでいることも多いので、その場合は事前に建物の補修をして水の供給を絶ったうえでシロアリの駆除工事を始めることになります。
私たちがシロアリ調査に入る際には、そのような建物の健康状態をしっかりと確認しています。単にシロアリがいるかどうかではなくて、周辺の環境、水回りの設備・配管、雨仕舞、床下の状況などのチェックをしています。そのような建物の状態まで確認し必要な措置をとることができないとシロアリは予防することはできません。
お客様には数年に一度のシロアリ調査をおすすめしております。シロアリだけでなく建物の状態もしっかりチェックできます。建物は老朽化することによってシロアリのリスクも高まりますです。
数年に一度は必ず調査しましょう。調査に関しては無料で受け付けております。お問い合わせはこちら